コロコロ可愛いけど太り過ぎは危険!!正しいダイエット方法

エサと水と温度管理をちゃんとしていたら、基本的にはまぁ問題もなく生きてくれる事も多いではありますが、1日でも長生きしてもらう為にも、普段のお世話に少しプラスしておきたい事があります。絶対に必要な事ではありませんが、してないよりはしていた方が管理しやすいかと思います。それは体重測定です。

体重測定はハムスターのお世話にとっても役に立ちます。例えばエサの量。どれくらい食べさせればいいんだろう?と思った時にも体重です。体重の10%くらいを目安にエサを与えると良いです。また健康管理にも役に立ちます。急激に体重が増えたら腫瘍ができてしまっているかもしれない、急激に体重が減ったら何か重い病気かもしれない、エサをちゃんと食べれていないのかもしれないなどなど、病院に連れて行く時にも参考になります。

できれば毎日、決まった時間帯に体重を測りましょう。毎日でなくても週に2・3回くらいでもある程度の変化は分かるかと思います。ご飯を食べた後やそんなに時間が経っていない時は、頬袋にエサがたくさん入っていて正しい体重じゃないかもしれません。エサを与える前に測ると比較的良いでしょう。

何でどうやって測れば良いのかですが、おススメはデジタル表示のキッチンスケールです。さらにおススメはデジタルでも0.00まで分かるタイプです。微妙な変化やコントロールが可能になります。通販でお安い物なら千円ちょいくらいで購入可能です。ジッとしてくれないでしょうから大変ですが、深めの紙コップに入ってもらえば簡単に測れますよ。キッチンスケールなどなら紙コップの重さを引く事も可能なので便利です。ついでにエサも測れます。

さて、体重を測っていれば気が付く事があります。太り過ぎです。見た目もコロコロっとして超絶可愛いのですが、やっぱり肥満は寿命を縮めてしまう原因にもなってしまいます。理想の体重はゴールデンハムスターの場合、オス:80g以下で痩せ過ぎ・130g以上で太り過ぎ、メス:95g以下で痩せ過ぎ・150g以上で太り過ぎ、ジャンガリアンハムスターの場合、オス:35g以下で痩せ過ぎ・45g以上で太り過ぎ、メス:30g以下で痩せ過ぎ・40g以上で太り過ぎです。あくまで目安であり、人間と一緒でがたいが良い子もいますので、この体重を上回ったからと言って絶対に肥満と言うわけではありませんが、見た目が真ん丸くなると危険ですね。

ハムスターをダイエットさせるのは結構難しいと言われています。というのも、人間のように食事制限をするなどは過酷な話ですよね。共食いや自分食いの原因にもなってしまいます。まず体重の10%という量を間違わないようにして与え過ぎを防ぎます。ひまわりの種など高カロリーな物を与えていた場合は止めます。いつも与えていたものを完全になくすのもストレスになるので、週に1度1粒だけ程度には与えてOKですが、できるだけ控えましょう。代わりの物を与えるのも良いかもしれません。

食べ過ぎていた子や、ひまわりの種ばかりを食べていた子は、エサの量を守ってペレット中心にするだけで痩せると思います。これでも痩せない子、元々ペレット中心で量も守っていた場合は、散歩の時間を少し増やすなど、運動する時間を与えてください。これでも改善しない場合はダイエット用のペレットをいつもと同じ量与えてください。

単なる肥満であった時のみダイエットは有効です。念の為、病院で診てもらう事をおススメします。病気の時などのダイエットは逆効果になる事もありますので、医師の指示に従う感じで良いと思います。間違っても、エサを無くしたり、減らしたりはしないようにしてください。