可愛いで選ぶのはNG!ハムスターの為に選ぶ安全なケージ

ハムスターを飼うとなればケージが必要です。ケージとはハムスターが住む箱というかカゴというか…。家と言うとケージに入れる小屋の事になってしまうので、どちらかと言えば庭のようなものですね。あまりお金を掛けたくない、わざわざ買わなくても?と思ったりして、最適そうな段ボールを選ぶ方もいるようですが、すぐに後悔する事になると思います。さて、どんなケージを選んであげればよいのでしょうか。

まず、ケージを選ぶ時の注意点ですが、ハムスターが安全に安心して過ごす事ができるケージを選ばなければいけません。ハムスター用ケージと売られているケージならどれを利用しても良いのは良いですが、安全面に欠けている商品も多々あるのが現実です。しっかり選びましょう。

1番安全で、ハムスター飼育のベテラン様方が1番多く利用しているのは水槽タイプのケージです。魚が泳ぐあの水槽その物でもOKです。単なるツルツルなガラスで囲まれた箱なので危険な部分がありません。ただ、水槽その物は掃除の時などに重いので大変というデメリットがあります。ですが、水槽タイプのプラスチック製のケージも多々売られていますので、重さが気になる方はプラスチック製を選べば良いでしょう。水槽のタイプのデメリットとして重い以外に湿気がこもりやすいとあるのですが、実際にはそれほど気になる事もありません。1番おススメなタイプです。

次によく利用されているのは金網タイプのケージです。この金網タイプは壁が網になっているので、ハムスターが登って遊んだり、噛んだりします。足を引っ掛けて怪我をしてしまったり、歯の成長の邪魔をしてしまう可能性もあり、危険なケージだと言われています。しかし、登らせない・噛ませないのしつけに成功すれば、加須通しも良く、とても良いケージでもあります。マスキングテープなど粘着力の弱いテープを金網に貼ると、髭が当たって嫌がり、登らなくなったり噛まなくなる事も。下敷きを金網につけるのもおススメです。テープや下敷きを噛んでいたらすぐに中止しましょう。治らない場合は水槽タイプに買い換える事をおススメします。

次に、小さなお子様がいる家庭など、ケージを選びに行った時に気になるケージがあると思います。デザインタイプやマンションタイプです。2階建てなど、階段やスロープで登る事のできるケージや(私は最高4階建てを見ました!)、見た目がお城やお菓子の家のような可愛いケージが多々あります。「ここで遊んでくれたら可愛いだろうなぁ」と想像するとワクワクするケージなのですが、このようなタイプは危険がいっぱい潜んでいると言われています。

全ての可愛いケージがダメというわけではないのですが、マンションタイプはあまりおススメできません。落下の危険性もありますし、老ハムスターにとって2階に上がるというのは重労働です。もう買ってしまったという方は、ハムスターの様子や年齢に合わせて買い換えるようにしてください。

デザインタイプで多いのは、可愛いんですけど、狭いんです。これまた狭い代わりに2階があるというのもありますが…。ジャンガリアンなら小さいので狭くてもOKと思うかもしれません。飼おうと思えば小さな虫かごでも飼う事はできます。ただ、運動するスペースがないのは可哀想です。私たちも一畳だけで過ごせと言われたらイヤでしょ?

なるべく水槽タイプに近い、シンプルなケージを選ぶ事をおススメします。可愛い・安いだけで決めないでくださいね。大きさはジャンガリアンでも45×30くらいは欲しいですね。これでも小屋やトイレを入れると結構狭くなっちゃうんですよ。