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いつも噛まれる!!懐いてくれない!!本当にそうですか?

ハムスターを飼ったら、やっぱり懐いてほしいですよねぇ。名前を呼んだら来てくれる、エサを渡せば取ってくれる、手を出せば乗ってくれる。飼い主にとってとても幸せな事だと思います。でも、実際は全然懐いてくれない!!いっつも噛まれる!!と悩んでいる人もいるかもしれませんね。結構多い悩みかも…。噛まれる=懐いてないという認識もあります。果たして、本当にそうなのでしょうか?

まず、ゴールデンハムスターはとってもおっとりしていて、人に懐きやすいハムスターです。人を噛む事は滅多にないそうです。なので、ゴールデンハムスターに噛まれてしまうという人は、余程怖い思いなどをさせてしまって、嫌われてしまっている人でしょう。特にオスに噛まれる場合は飼い主に原因がある事の方が多いでしょう。

ジャンガリアンハムスターは結構噛みます。何でも噛んで確認するからです。初めて見た物はとりあえず噛むのが普通です。それが例え人の手であっても噛む事はあると思います。先にお世話をする時や、手でエサをあげるなどをして、ハムスターに手の臭いを覚えてもらっておけば噛まれる事もないかもしれません。基本的に何度か噛んでしまっても、危険でないと認識すれば噛まなくなります。

懐いてくれていないと不安になるかもしれませんが、そんな時はエサを手渡ししてみましょう。本当に危険を感じている人のエサは取りません。取ったとしても、もの凄い早さで奪い、遠くに離れてから食べます。ゆっくりと受け取ってくれて、その場で食べ始めてくれているならば、懐いてないわけでもないようです。もう一歩って感じでしょうか。

本気で懐いていない、本気で噛むとどうなると思いますか?ジャンガリアンハムスターのような小さな体であっても、私たち人間を本気で殺すつもりで噛みついてきます。噛んだら離しません。出血も凄い事になると思います。ハムスターの歯って少し曲がってるので、刺さってしまうと抜けないんですよね。もし、噛んだら離さない、大量に出血するまで噛むのならば、残念ですがあなたに殺意があります。かなり嫌われています。

ハムスターの歯の力って凄いんですよ。ハムスターのお菓子にミニトウモロコシがあるのですが、あのポップコーンになる固いコーンあるでしょ?あんな感じです。あれを普通に噛み砕くんです。バラバラの粒を噛み砕くだけならまだしも、トウモロコシのままの状態で粒を取るタイプの物を与えると、獣のように齧り取ります。ちょっと引きますよ…。凄い力です。

あんなカチカチのコーンを簡単に噛み砕くんですから、人間の皮膚なんて何てことないでしょうね。チクっとするくらいの噛み方なら、痛くもない甘噛みなら懐いていないわけではないです。あなたの手を確認しているか、抱っこしている時なら「おろしてね。」とお願いしているかです。「いやだ!」という合図な場合もあります。何かしている時なら止めてあげれば良いでしょう。

殺意のある噛み方をされるときは、無理に触ろうとはしないでくださいね。また、噛まれた時に、まぁビックリしてしまうとは思いますが、手を振り放さないように気をつけてください。ハムスターも驚きますし、噛みつきが酷い時にはハムスターがどこかに飛ばされてしまう事も。更なる恐怖を覚えてしまうだけです。できるだけ、離してもらえるまで我慢してください。それか反対の手で、そっと離してください。驚かすのは逆効果になります。厳しいですけれども…。上から手を入れてお世話をするのも怖いだけなので、下から手を差し出すようにしてみてくださいね。

なんでこんな寝方してるの?ハムスターの寝相のアレコレ

ハムスターの観察をしようにも、1日の大半を寝て過ごしているのではないでしょうか?心配はありません。ハムスターは人間のようにまとめて寝て、まとめて起きるわけではなく、ちょっと寝ては起きて、ちょっと遊んでは寝て、ちょっと寝ては起きて、ちょっとご飯を食べては寝て…という風にちょっと寝を繰り返します。さっき寝たのにもう起きたって事も多いかと。でもすぐ寝ると思います…。なので、寝ている姿を見る事が多いでしょう。寝ている姿って気になりますよね??

ハムスターって寝相悪いと思いますよ。「すげ~寝方してるなぁ。」って思う事も多々。体、柔らかいんですよね。「痛くないのかなぁ?」なんて思うけど、気持ちよさそうに寝ています。ちょっとだけ寝相を解説してみたいと思います。基本的にどんな寝方をしていても心配はありません。

特に最初の頃に良く見る寝方は、人間で言うと体育座りのような感じでしょうか。寝ているというより、座っている感じ。丸まって座って寝ています。これは、いつ危険な目に合っても、すぐに逃げる事ができるように体制を整えて寝ている状態です。まだ慣れていない頃は少し警戒しているかもしれませんね。ですが、これが基本の寝方です。野生のハムスターは身を守る為にこの寝方をしています。ちなみにですが、この寝方で背中をこちらに向けている時は、きっと寝てません。ご飯を食べています。

少し慣れてきた頃に見るのは、敷ワラのベットを自分で作って、横になってスヤスヤしている様子です。もう警戒心はだいぶなくなっているのでしょう。でも、まだ横の体制ならすぐに起き上がる事が可能です。多少は警戒しているのかもしれません。

慣れ親しんだ頃に見るようになるのは、仰向けです。もう大胆な仰向けですよ。大の字ってやつです。ハムスターの弱点であるお腹を完全に見せて寝ているという事は、ここは安全だと認識している証拠でもあります。飼い主さんに見られても平気な証拠です。暑い時にもお腹を見せて寝る事はあります。しかし、暑くても警戒心が強い時はお腹を見せる事はないでしょう。

特に暑くもないのに、毎回のようにお腹を見せて寝ている場合は、病院で診てもらった方が良いかもしれません。安心しきって毎回のように仰向けになっているだけなら良いのですが、お腹を下にして寝れない理由があるのかもしれません。稀ではありますが、お腹の病気が原因だという事もありますので、気になるようなら1度診せておきましょう。

敷ワラを全てのけて、何もないところにお腹面をベターと付けて寝ている時は暑い時です。壁にベターとしていたり、陶器の巣の上で寝そべったり、トイレの砂の上で寝ている時も暑い時でしょう。温度管理ができれいれば放置して大丈夫です。人間だって暑い時に、ひんやりする場所に引っ付く事がありますよね?あれです。

敷ワラを一か所に集めて寝ている、もぐって寝ている場合は寒い時です。夏なのに、このような行動を見る時には、室温とクーラーの温度を確認してみてください。寒すぎているのかもしれません。夏でもクーラーなどで温度を下げ過ぎると冬眠してしまう事もあります。室温的にも問題がない時は病気かもしれませんので病院で診てもらってください。

よく見るのはこれくらいでしょうか?あとはたまに見るような不思議な寝方は、きっと安心しているのでしょうね。または本当に寝相が悪いか。余程心配になるような寝方をしているなら医師に相談してみてください。また、二度と見れないかもしれないので、そっと写真を撮っておく事をおススメしますよ。

抜け毛がっ!!大丈夫、ハムスターは毛が生え変わります!でも?

ハムスターのお世話をしていると、抜け毛が気になる事があると思います。特にエサを食べたお皿の中や、寝ている場所、オシッコなどで濡れている場所で時にたくさんの毛が抜け落ちているという事を見るかもしれません。冬になる前や夏になる前の季節の変わり目によく見かけるでしょう。そうです、ハムスターも季節によって毛が生え変わるんです。

よ~く見ると長さや色が違う事もあるのですが、パッと見ただけでは毛の生え変わりに気が付く事はありません。抜け毛も敷ワラに完全に混ざって見つける事がなかったら、全く毛の生え変わりなんて気が付かないでしょうね。子供の頃に何十匹も飼っていたのに、世話を親に任せっきりだった私は、大人になって飼うようになるまで知りませんでしたしね。

今年、買い始めたばかりの生後6か月のハムスターが今、我が家にいます。ノーマルのジャンガリアンです。(だと思っていた。)濃い灰色でした。しかし、5月の終わり頃から、暖かくなってくる頃ですね。この頃から少しずつ毛が生え変わり、なんと、今は真っ白です。これも私は初めてで驚いて「病気?ストレス?」と慌てて病院へ行きました。病気やストレスが原因である事もあるそうなのですが、ウチの子の場合、単にママがパールホワイトだっただけでした。産み合わせによっては、季節の毛の変わり目でパパ似になったり、ママ似になったりする事があるそうです。中途半端にタヌキみたいな子になる事もあるんだとか。冬にはよくあるらしいですね。でも夏は珍しいそうです。でも健康でした。

という事で、毛が抜けているのを見つけたり、毛が生え変わって色が変わったりする事は、そんなに心配しなくても良い事が多いようですね。ですが、先ほども少し言いましたが、ストレスが原因で色が変わる事や毛が抜けるという事もありますので、心配なら病院へ行きましょう。目安としては体重やエサを食べる量、毛並みなどがいつもと変わらなければ自然な事が多いでしょう。

ただ、抜け毛で少し心配な事があります。健康的な生え変わりの抜け毛で地肌が見える事はありません。地肌が見える程に毛が抜けてしまっている時は心配ですね。毛繕いもして毛並みを整えるので、地肌が見えるのは余程だと思います。地肌が見えている部分にも注目しましょう。

お腹の場合は太り過ぎが原因かもしれません。太り過ぎると地面とお腹の間に隙間がなくなり、擦り歩くようになってしまいます。いつも寝ているだけに見えるハムスターかもしれませんが、1日に動く量は半端ないです。回転車での運動もお腹を擦りながらだとすれば、どんどん毛はハゲてきちゃうでしょう。太っているようならば、ダイエットする事で抜け毛も改善するかもしれません。

お腹以外の場所の毛が抜け、地肌が見えてしまっている時は要注意です。できればそんな事になる前に、毛並みが怪しくなってきた頃には気が付いてあげていて欲しいですが、場合によっては数日で一気に抜ける事もあるでしょう。地肌が見える抜け毛の原因は病気やストレスである事がほとんどです。すぐに病院へ行きましょう。

ちなみにですが、鼻の上がハゲているのは、金網ケージの噛み過ぎです。鼻の上がハゲる程に噛み続けているのは心配ですね。金網ケージを今すぐやめて、水槽タイプなどの噛めないケージに交換して、ハゲちゃった部分と歯を守ってあげましょう。原因の分からない抜け毛には注意してあげましょうね。

コロコロ可愛いけど太り過ぎは危険!!正しいダイエット方法

エサと水と温度管理をちゃんとしていたら、基本的にはまぁ問題もなく生きてくれる事も多いではありますが、1日でも長生きしてもらう為にも、普段のお世話に少しプラスしておきたい事があります。絶対に必要な事ではありませんが、してないよりはしていた方が管理しやすいかと思います。それは体重測定です。

体重測定はハムスターのお世話にとっても役に立ちます。例えばエサの量。どれくらい食べさせればいいんだろう?と思った時にも体重です。体重の10%くらいを目安にエサを与えると良いです。また健康管理にも役に立ちます。急激に体重が増えたら腫瘍ができてしまっているかもしれない、急激に体重が減ったら何か重い病気かもしれない、エサをちゃんと食べれていないのかもしれないなどなど、病院に連れて行く時にも参考になります。

できれば毎日、決まった時間帯に体重を測りましょう。毎日でなくても週に2・3回くらいでもある程度の変化は分かるかと思います。ご飯を食べた後やそんなに時間が経っていない時は、頬袋にエサがたくさん入っていて正しい体重じゃないかもしれません。エサを与える前に測ると比較的良いでしょう。

何でどうやって測れば良いのかですが、おススメはデジタル表示のキッチンスケールです。さらにおススメはデジタルでも0.00まで分かるタイプです。微妙な変化やコントロールが可能になります。通販でお安い物なら千円ちょいくらいで購入可能です。ジッとしてくれないでしょうから大変ですが、深めの紙コップに入ってもらえば簡単に測れますよ。キッチンスケールなどなら紙コップの重さを引く事も可能なので便利です。ついでにエサも測れます。

さて、体重を測っていれば気が付く事があります。太り過ぎです。見た目もコロコロっとして超絶可愛いのですが、やっぱり肥満は寿命を縮めてしまう原因にもなってしまいます。理想の体重はゴールデンハムスターの場合、オス:80g以下で痩せ過ぎ・130g以上で太り過ぎ、メス:95g以下で痩せ過ぎ・150g以上で太り過ぎ、ジャンガリアンハムスターの場合、オス:35g以下で痩せ過ぎ・45g以上で太り過ぎ、メス:30g以下で痩せ過ぎ・40g以上で太り過ぎです。あくまで目安であり、人間と一緒でがたいが良い子もいますので、この体重を上回ったからと言って絶対に肥満と言うわけではありませんが、見た目が真ん丸くなると危険ですね。

ハムスターをダイエットさせるのは結構難しいと言われています。というのも、人間のように食事制限をするなどは過酷な話ですよね。共食いや自分食いの原因にもなってしまいます。まず体重の10%という量を間違わないようにして与え過ぎを防ぎます。ひまわりの種など高カロリーな物を与えていた場合は止めます。いつも与えていたものを完全になくすのもストレスになるので、週に1度1粒だけ程度には与えてOKですが、できるだけ控えましょう。代わりの物を与えるのも良いかもしれません。

食べ過ぎていた子や、ひまわりの種ばかりを食べていた子は、エサの量を守ってペレット中心にするだけで痩せると思います。これでも痩せない子、元々ペレット中心で量も守っていた場合は、散歩の時間を少し増やすなど、運動する時間を与えてください。これでも改善しない場合はダイエット用のペレットをいつもと同じ量与えてください。

単なる肥満であった時のみダイエットは有効です。念の為、病院で診てもらう事をおススメします。病気の時などのダイエットは逆効果になる事もありますので、医師の指示に従う感じで良いと思います。間違っても、エサを無くしたり、減らしたりはしないようにしてください。

夏は夏バテ、冬は冬眠?ハムスターの命に関わる気温の変化

ゴールデンハムスターは夏に弱いけど冬は強い。ジャンガリアンハムスターは冬は強いけど夏は弱い。ハムスターの飼育を勉強しているならば、このような話を聞いた事があると思います。これはですね、どちらかと言えばっていう話だけです。つまり、ゴールデンもジャンガリアンも夏も冬も弱いんです。正しくは気温の変化に弱いんです。24時間365日一定の気温というのも難しい話かもしれませんが、できるだけ気温を一定に近い状態にする努力はしましょう。

夏のハムスターは人間のように夏バテします。ダラダラと過ごし、お腹を出して寝る事も多い季節です。ハムスターが弱点であるお腹を出して寝るのは安心している証拠でもあるのですが、暑いからという理由である事の方が多いかと思います。ダラダラしてる姿やお腹を出して寝てる姿はとっても可愛いのですが、ハムスターにとっては辛い状態です。涼しくしてあげましょうね。

ただし、扇風機はあまり良くありません。ハムスターに息をふぅ~っと優しくかけてみてください。嫌がりませんか?風が苦手なんです。なので扇風機を回す場合は、風が直接ケージに当たらないように気をつけてあげてください。もちろん、エアコンの風も当たらない場所にケージを置きましょう。

電気代が気になるからと保冷材や凍らせたペットボトルを利用して簡易クーラーを作っている方もいるようですが、本当に一時的なものですし、水滴処理が大変です。あまりおススメではありません。ひんやりする石やアルミシートなども売られています。もちろん買ってあげてOKです。お家を陶器にしたり、陶器のお皿を入れておくのも効果的です。ただし、これだけではあまり期待はできません。やはりクーラーでの温度管理が1番です。エコと言われる28度くらいでもOKでしょう。(ただし室温に合わせて調節してください。)

冬は寒すぎて冬眠してしまう危険性があります。野生のハムスターは冬眠しますが、飼育用のハムスターは冬眠に耐えれるようにはできていません。というより、冬眠できるような状態を私たちが作ってあげれるでしょうか?無理でしょうね。なので、冬眠してしまったハムスターはすぐに気が付いて温めない限り死んでしまいます。冬眠しないように温度管理を徹底しなければいけません。

ペット用のヒーターを利用しましょう。ケージの中に入れるタイプ、電球タイプなど色々ありますが、ケージの下に敷くタイプがおススメです。温度が高いと暑すぎて脱水症状になる事もあります。できれば温度調節ができるものを用意してあげましょう。これは24時間付けっ放しです。少し低めのヒーターをつけて、暖房を併用して部屋も暖めておきましょう。

年間通して23度前後が理想です。最低でも28度を超えないように、そして18度を下回らないようには絶対にしてください。28度を超える部屋や18度を下回る部屋に長時間いた場合、弱る可能性が非常に高くなります。最悪の場合は死亡してしまいます。温度計を部屋とケージ内の2か所に付けておけば安心ですよ。20度~25度を目指しておけば大丈夫です。

また、朝と夜の気温変化にも弱いです。人間の身勝手なエアコンも体調を崩します。例えば室温40度で耐えていたのに、いきなりクーラーを18度でつけて冷え冷えになったとします。涼しくなって快適ではありますが、この温度変化が体調を崩します。ならば初めから25度くらいを保っていた方が絶対的に安心です。一時的な気温管理では不十分です。停電時や病院に行く時程度にしましょう。温度調節ができるサーモスタットがあれば尚安心でしょう。

体臭・おしっこ・食べ残し??ハムスターの匂いの対処方法

ハムスターってあんなに体が小さいくせに、油断すると結構な獣臭を放つんです。全く掃除もしないで1か月とか過ごすと…臭いんだろうなぁって思います。私、鼻がめちゃめちゃ良いんですけど、ハムスターの部屋に入ると「臭い」です。他の人には臭わないみたいですが、分かる人には分かります。そうですね…。ペットショップの小動物コーナーの臭いって結構しますよね。

ウチの子の場合、お尻を直接臭っても臭いはしません。キレイ好きさんなので、お風呂の砂でいつもキレイにしています。中にはオシッコを体に付けて自分の臭いを確認したり、体臭を放つ子もいますので、ハムスター自体が臭う事もあります。特にゴールデンハムスターは臭腺から放つ臭いが濃い目らしいです。なので体臭がある子はあります。他にもトイレの砂がいくら防臭効果があっても臭いますし、敷ワラについたオシッコも臭いです。後はウンチ。一見臭わないように思いますが、やっぱり臭います。特に数日経ったり、溜まると臭いです。

食べ残しも臭いますよ。ペレットってあんまり腐る物でもないし、臭いなんてしなさそうなんですが、ケージから出して1週間経ったペレットは臭かったです。放置してた私が悪いんですが、「なんだ?この臭い…」と探って辿り着いたのがペレットでした。ゴミ箱に捨てた食べ残しやオシッコのついた敷ワラやティッシュなども臭いの原因になるでしょう。

ハムスターの臭いの原因はたくさんありますね。特に賃貸の場合は臭いが染みつかないように気を付けたいですよね。動物禁止だけどハムスターくらいならと飼っている人も多いのでは?飼っていない人はすぐに臭いで気が付きますよ~。なので、日頃から臭い対策をしっかりしておきましょう。衣類などに臭いが付く事も防げます。ただ、完全には無理です…。あくまでも防止です。

まず、ゴミ箱はフタ付きにしましょう。フタがあるのと無いのとでは一目瞭然です。もちろん、毎日のようにコマメにゴミ箱のゴミも処理するのが1番ですが…。「もうフタ無しのゴミ箱使っちゃってるよ~。」という方や「フタ付きでも開けたら臭いじゃない!」という方は、重曹を使いましょう!!重曹って臭いを吸収するんですって。試しに我が家も使ってみました。ゴミ箱に袋をセットして重曹を大さじ1程度ポイっと入れるだけです。後はオシッコのついたティッシュとか「これは臭くなるな?」という物を捨てた時にも重曹を少し足してます。すると、気になる臭いが減りました!!お試しあれ。

置き型の消臭剤を利用するのも良いのですが、臭いのある消臭剤はハムスターにとってストレスの原因になる事もあります。ハムスターからものすご~く離れた場所に置くのではあんまり意味がないですし、無香料かせめて微香くらいに控えておきましょう。スプレータイプはハムスターにかかってしまう恐れもあるので使わない方が無難でしょう。衣類に染みついてしまった臭いはハムスターのいない部屋で衣類用消臭剤を使うなどしてください。

そしておススメアイテム1位は空気清浄器です。これまたあるのと無いのとでは一目瞭然です!花粉やハウスダストなどがハムスターにつくのも防げますしね。なるべく音の小さい物を選んであげてください。いきなりの騒音に驚くハムスターもいるので…。お部屋全体用でもOKですが、ハムスターのケージ近くに小さい物を1つ置いておくだけでも良いでしょう。小さな物ならお安く手に入りますよ。他にもケージの天日干しも効果ありです。いろいろ試してみてくださいね。

放置厳禁!!どうしても2日以上お出かけしないといけない時は?

まず、頻繁に家を数日以上開けてしまう事の多い方は、ハムスターを飼う事は諦めた方が良いかもしれません。誰か他に世話をしてくれる家族がいればOKですが、1人暮らしなどの場合は、残念ですがペットは諦めた方が良いでしょう。ハムスターを飼う時の基本です。2日以上家を空けないようにしてください!飼う前に考えてみてくださいね。

「大丈夫!毎日家に帰るよ!」という方は合格です。でも、基本的には毎日家に帰る人であっても、何らかの理由で2日以上家を空けてしまう事もあるかもしれません。例えば旅行とか結婚式とかお葬式とか…。旅行はできるだけ2日以内に頑張ってくださいね。でも、海外だったり、どうしてもって時もあるでしょう。そんな時はどうすればいいのか考えてみましょう。

ハムスターはエサを頬袋に入れたり、巣に隠したりして、好きな時にゆっくりご飯を食べます。なので1日くらい日をまたいでも、少し多めにエサを入れておけば大丈夫です。水もそんなに大量には飲みませんので小さな給水器でも充分です。トイレや敷ワラも1日くらい変えなくても大丈夫です。でも、2日・3日と日が経つとどうなるでしょうか?

まずは腐敗が気になります。さすがに野菜などの生ものを置いて行くなんて事はしないと思いますが、乾燥しているペレットでも不安はあります。例えばエサを何らかの理由で給水器の下に保存したとしたら…。オシッコがついてしまったとしたら…。水分を含むほど早く腐敗する事が考えられます。水も2日以上となると不安ですよね。

特に夏は腐敗が気になるもんです。だからと言って冬なら大丈夫かと言えばそうでもないですよね。そうそう、冷房・暖房での気温調節は絶対ですよ。長期お出かけ中は付けっ放し覚悟です。つまり、冬でも暖房により腐敗が進みやすいんです。

トイレもあまりおススメではないですが、砂が固まるタイプをお使いの方なら分かるかと。2・3日放置したトイレの砂は岩だらけです。トイレでキチンとできない子は敷ワラにオシッコしちゃいますよね。これも2・3日もすればえらい事になってると思います。臭いし…。という事で2日が限界だと思っておきましょう。2日までなら冷暖房付けっ放しでエサを多めにすればOKです。

では、2日以上の場合ですが、どこか預けれるところを探してください。近所付き合いがよければお隣様でも、お友達でも家族でも。とにかく最低限のお世話をしてもらえるところを探しましょう。ペットホテルや動物病院でハムスターを預かってくれるところもあります。場所によりますが1日2000円前後でしょうか。誰にも預けれないならペットホテルや病院にしましょう。

ただ、環境が変わるとハムスターは弱ってしまう事もあります。お友達に預けて死んでしまったというのもよくある事です。預かった方も可愛いからと触る事も多いでしょうしね。その点、病院だと異常があれば見てもらえる事も多いです。ただ、ずっと見張ってくれているわけでもないですし、ハムスター専用の部屋がない病院やペットホテルは、強敵ネコ様の部屋でのお預かりなんて事も多いです。もちろん猫もケージ内ですが…。でも、臭いなどもストレスですよね。

1番のベストはなるべくお出かけは2日以内にする事。無理なら家に友人などに泊まってもらうなどして、環境をなるべく変えないようにする事。病院やペットホテルに預ける場合は、ハムスター専用の部屋があるとこを探す事。できる限り頑張ってあげてください。預ける事もせず、3日家を空けた方のハムスターはお腹が空いて自分を食べて死んでたそうです。こんな事もあるんですよ。気をつけてくださいね。

えっ?ハムスターを病院に??焦らないように見つけておこう

さぁ、ハムスターを飼い始めました。「あれ?動かない!!」「あっ、血が出てる!!」などなど、病気になってしまっていたり、怪我をしてしまったりした時、あなたはどうするのでしょうか?お願いがあります。病院へ連れて行ってあげてください。異常に気が付いたらすぐに病院へ行ってほしいです。

「え?ハムスターを病院に?」と思う人も少なくないかもしれません。私の親もそうでした。小学生の頃にハムスターが流行り、クラスの誰もが飼っていたのですが、そういえば病院に連れていったという話は聞いた事がなかったような気がします。病院でハムスターを診てくれるという認識すらなかったのかもしれませんね。もしくはハムスターごときを病院に連れて行くほどでもないと思っている人もいたのでしょう。悲しいですよね。

ハムスターは安い物なら千円もしない手頃なペットです。寿命も平均2年と短いです。生まれつきの病気になる子も多いです。確かに、残酷ではありますが、死んでもまた飼えばいいとも言える値段なんですよね。でも、でも、小さいけど、短い命ですけど、安いペットですけど、家族として迎えた命ですよね?寿命で弱ってしまう分には仕方ないかもしれません。でも、まだ治る見込みがある病気や怪我かもしれません。見捨てないであげてください。可能性がある以上、治療をしてあげてください。病院に連れて行く事を考えられない人は買わないであげてくださいね。

さて、ハムスターを医師が見るには結構大変みたいですね。小さいし、チョコマカ動き回るし。ウチのハムスター君も家ではビックリする程大人しくて、何しても噛まない子なのに、先生の手や聴診器には思いっ切り噛みつきます…。診察台を走り回ります。こりゃあ大変だとお察しします。また、小さな体にメスを入れるような治療は、どの子にでもできる治療ではありません。

ハムスターの命の進行は早く、人間にとって1週間がハムスターにとっては1か月や1年とも言われます。(年齢によって歳の進行も差がある。)病気を見つけた時には遅かったり、進行が早く治療が間に合わなかったりという事も多いです。薬も犬や猫の様に豊富ではありません。病院に連れて行っても諦めるしかない事も多いようです。でも、治って元気になる子だってたくさんいます。

ハムスターの検査や治療などは難しいので、全ての動物病院で行っているとは限りません。ハムスターを飼うと決めた時から、近くの病院で診てもらえるかどうかを調べておきましょう。ハムスターは環境が変わる事が苦手なので、車での長距離は心配です。できるだけ近くの病院を探してあげてください。休診日がある場合は、2件くらい病院を見つけておくと安心でしょう。ゴールデンハムスターのみでジャンガリアンはダメな事も稀にあるようなので、できれば電話などで問い合わせておくといいでしょう。

気になる診察にかかる費用ですが、簡単な診察(聴診器で心臓の音を聞いたり、ウンチを見たり、毛並みを見たり、歯を見たりなど)であれば千円もしない事が多いです。病院にもよると思いますが、そんなにかかりません。もし異常が見つかってレントゲンや手術を行うとなれば、保険はないので3万円など万単位の治療費が掛かってしまう事もあるようです。健康診断的な感じだと負担も少ないと思います。大きな病気にならないように数か月に1度くらいは診察してもいいかもしれませんね。あまり頻繁に連れて行くのもストレスになるので、気をつけてくださいね。ハムスターに関心のある医師ならエサの相談なども乗ってくれますよ。

ペレットにプラスして!大好きな野菜と果物を与える注意点

ハムスターはとっても良い子ですよ。お子様がいらっしゃるご家庭でしたら、お子様よりも良い子かもしれません。野菜をしっかり食べてくれます。野菜を好き嫌いする子は少ないんじゃないかなぁ。ハムスターは野菜や果物が大好きです。私たちと同じで、時には甘いお菓子だって食べたいです。野菜・果物・お菓子を与える時の注意点を覚えておきましょう。

まずは野菜。ニラやニンニクなど刺激の強い物はNGですが、多くの野菜を食べる事ができます。特に良いと言われているのが人参・カボチャ・ブロッコリーです。この3種は晩御飯のおかずに利用する時には少し分けてあげましょう。飼い主さんが1番多く与えている野菜はキャベツだと思われます。キャベツもOKな野菜です。

次に果物。リンゴ・ブドウ・イチゴなど大好きです。イチゴはよくハムスター用のお菓子にも使われていますよね。果物も食べれる物がとても多いのですが、種や皮はダメなど条件がある物も多く注意が必要です。また、果物は糖分を多く含みますので肥満の原因になる事もあります。与え過ぎには注意です。

野菜も果物も与えて良い物と悪い物をまとめているHPや飼育本がたくさんあります。印刷して冷蔵庫にでも貼っておけば便利ですよ。与えても良いのか不安な時は絶対に調べてから与えましょう。中には死に繋がる事もあります。与えて良いものも、与え過ぎには注意しましょう。例を言うと野菜ではキュウリ。食べても大丈夫ですが栄養はほとんどありません。水分がメインになります。食べ過ぎると下痢になるおそれもあります。果物ではバナナ。バナナは人間が食べてもお通じが良くなりますよね。食べ過ぎると下痢になるおそれがあります。食べて良くても、食べさせ方や量に注意が必要な物も多いので、調べてから与えましょう。

人間だってたまには食べたいお菓子をハムスターに与えてもOKです。ただし、人間の食べるお菓子はハムスターにとって毒な事もあるので、必ずハムスター用のお菓子を購入してあげてください。チョコレートは厳禁です!お菓子を選ぶ注意点ですが、砂糖を利用している物は避けましょう。例えばイチゴ味のクッキーだとすれば、イチゴの甘さだけで作っているものを選んでください。

となりますと、ほとんど市販のハムスター用のお菓子はダメという事になりそうですが…。めげずに探してみてください。おススメのお菓子はニボシです。甘くないですが…。食いつきは良いです。原料に塩がない物を選んでくださいね。逆に果物をお菓子として与えるも良いでしょう。というより、お菓子は別に必要ないです。毎日与える必要すらないので、たまに果物あげればOKです。どうしても買ってあげたいなら原料に注意してください。他にも豆腐なども食べれますのでわざわざ買う必要もないですね。

野菜や果物は市販のドライタイプを利用しても良いでしょう。日持ちもするし、いつでも与えれるので買っていて損はないかと思いおます。だたし原料はその素材だけの物を選んでください。毎日与える必要もないので、生の野菜や果物を用意できる時にだけでも構いません。

生の物を与える時の注意点です。生の物は水分がありますよね。それだけ腐りやすいです。特に夏場は注意しておきましょう。すぐに食べてくれる子はいいですが、数回に分けて食べる子や、食べ残す子は半日から長くても1日で取り上げるようにしてください。ペレットなどエサを与える容器とは別の容器を用意して分けて入れてあげても良いでしょう。絶対に腐敗した物を入れっぱなしにはしないでください。

大好きなのは??やっぱりヒマワリの種!!でも、ひまわりは…

某有名アニメソングにもありますが、ハムスターが大好きなのは“ひまわりの種”です。ひまわりの種を食べた事があるハムスターは100%と言っても良いでしょう、ひまわりの種を見つけると飛びつきます。なぜかひまわりの種を食べた事がない子でも本能なのでしょうか?凄い執着心を見せてくれます。大好きなんでしょうね。ウチの子はひまわりの種の入った瓶にも大興奮しています。

一昔前まではひまわりの種が主食というような飼育本もあったようです。1日何粒くらいでOKなどと。しかし、現在の飼育本でひまわりの種を進めている本はないでしょう。あったとすればダメな本ですね。ミックスフードも進めていたもんですが、これも最近は進めていません。

絶対に与えてはいけないというわけでもないのですが、ひまわりの種は脂肪分が多く、食べ過ぎると肥満になります。さらに嗜好性が高い食べ物で、ひまわりの種ばかりを与え続けてしまうと他の物を食べないようになってしまう子も出てきます。栄養も偏ってしまいますよね。ミックスフードも穀物類が多く太りやすいです。それにあまり食べない子が多いかと…。中には食べさせない方が良い物が混ざっているものもありますので注意も必要です。

では、ハムスターは何を食べれば良いのでしょうか?それはペレットです。見た目はドックフードのような乾いた固形のエサです。ペレットにはハムスターに必要な栄養素がギュッと詰まっています。なんなら他には何も与えなくても良いくらいです。固いので歯の伸びすぎを防ぐ役割もあります。

「でも、ペレットは食べてくれない。」と悩む飼い主さんも多いでしょう。ペレットは食べてくれない子は本当に食べてくれません。そんな時は仕方ないからひまわりの種を与えるのではなく、工夫をしてみましょう。単にペレットを変えるだけで食べてくれるようになる場合もあります。他にも細かく砕いてみたり、水でふやかしてみたり、ハムスター用のミルクやゼリーを混ぜて美味しくしてみたり。ちょっと可哀想かもしれませんが、ペレット以外は何も食べる物がないと分かれば食べる事もあります。他の間食やご褒美を一切なくして、ペレットを食べるようになるのを待つのも手です。様子を見つつ、ペレットに慣らしていきましょう。

ペレットにも少し注意点があります。着色料や添加物を使っているものは控えた方がよいでしょう。多少は仕方ない部分もあるのですが、明らかに体に悪そうな配合をしているペレットもたくさんあります。やはり良いペレットは多少お値段が高くなります。でもハムスターの為ですし、ジャンガリアンならそんなに食べれませんから買ってあげましょう!!

ペレットを主食としてちゃんと食べてくれるようになったら、時々だけご褒美程度にひまわりの種を与えても良いでしょう。毎日与える必要はありません。どうしても毎日与えたい人は1粒だけと決めてくださいね。1日1粒も正直なところあまりおススメではありませんが…。代わりにカボチャの種やえん麦を与えても良いでしょう。こちらも嗜好性が高く、与え過ぎは問題ですが、ひまわりの種よりはマシです。えん麦なんて小さいですから、毎日与えたいならえん麦がいいかもしれませんね。

きっとハムスターの為を思ってエサを考えている人は、ひまわりの種の大半を捨ててしまうと思います。夏は虫も湧きやすいですし…。ひまわりの種を購入する時は量の少ないものを選んでくださいね。別に買わなくても全然OKです。可愛くオネダリされたら…つい与えてしまう気の弱い飼い主様は買わない方がいいかもしれませんよ~。