ハムスターを飼おう!!と思ったら、その前に必ず確認を!!

ハムスターを飼いたいなぁって考えている方へ。すぐペットショップに行ってしまわないで、ちょっと確認してみましょう。お友達に譲ってもらう場合も、ちょっと待ってくださいね。ハムスターはとっても気軽に飼えるペットというイメージがあると思いますが、とっても繊細なペットでもあります。ハムスターの飼い主様になるに相応しくない方もいらっしゃいますので、「可愛い!欲しい!」だけで飼うのは“待った~!!”です。守っていただきたいお約束があります。

まず、たかがハムスターなんて思わないでください。ハムスターも生き物です。何事もなく健康に寿命を迎える子も多いですが、病気になったり怪我をしたりする子もいます。私の母もそうだったのですが、「ハムスターなんて病院に連れて行かないわよ!」という方は飼うのをご遠慮ください。私の経験上、ちょっとした診察では数百円程度のものです。病気になったりするとお高くなる事もあるようですが、何か心配な事があればすぐに病院に連れていく事を約束してください。

毎日、最低限のお世話ができない人は飼わないでください。部屋の隅々までお掃除するのは毎日でなくてもOKですが、汚れているところや、おトイレの掃除くらいは毎日してあげれるとベストですね。エサは生ものでなければすぐに腐る事もないかもしれませんが、食べ残しを処分して新しいエサを入れてあげる事が好ましいです。お水は必ず毎日交換してあげましょう。どうしてもお出かけしないといけない事もあるかもしれません。真夏の水の腐敗も考え、最低でも2日以上家を空ける事が多い方は無理に飼わない約束をしてください。

ハムスターのケージを置く場所を確保してください。直射日光や風の当たる場所はダメです。なので、窓際は避けるようにしましょう。頻繁にドアの開け閉めをするのも気にする子がいます。出入口からも離してあげた方が良いかもしれませんね。後は安定した場所。物がごちゃごちゃして何か落ちてきそうなところや、デコボコしたとこはダメです。棚を利用するのも良いですが、高いところから落下する危険性も考えて、あまり高すぎない場所にしてあげましょう。窓際などを避けた安定した場所を用意する事を約束してください。

小さなお子様がいらっしゃる方は、お子様とハムスターを遊ばせる時は必ず見守るようにしましょう。特にお菓子を食べた後は注意していただきたいです。人間の食べる甘いお菓子は、ハムスターもとっても大好きな事が多いのですが、ハムスターにとって体に良いものではありません。特にチョコレートはハムスターにとって毒です。手についた食べかすやチョコを舐めてしまうだけでも危険になる事もあるので注意しましょう。カーペットなどに落ちているお菓子のクズにも気をつけてくださいね。お子様はペットを飼うという事を理解できていない事も多いです。大人が見守って一緒に遊ぶ約束をしてください。

最後に温度管理をしてください。ハムスターは寒すぎると冬眠して死んでしまいます。暑いと夏バテしますし、最悪の場合は死んでしまいます。朝と夜の気温差がある時期もストレスになります。できるだけ1年間一定の温度に保つのが理想です。温度計を利用して、温度管理をしてあげましょう。冬は暖房、夏はクーラーのつけっぱなし覚悟です。留守中もつけっぱなしが理想ですね。温度管理をして気温差をあまり感じさせない約束をしてください。

飼う前の環境として、難しいと思われる場合は飼う事を諦めていただきたいです。上記のどれか1つでも約束できない方は失礼ですがハムスターには向いていません。最低限のお約束です。守れる方は大歓迎ですよ~。