なんでこんな寝方してるの?ハムスターの寝相のアレコレ

ハムスターの観察をしようにも、1日の大半を寝て過ごしているのではないでしょうか?心配はありません。ハムスターは人間のようにまとめて寝て、まとめて起きるわけではなく、ちょっと寝ては起きて、ちょっと遊んでは寝て、ちょっと寝ては起きて、ちょっとご飯を食べては寝て…という風にちょっと寝を繰り返します。さっき寝たのにもう起きたって事も多いかと。でもすぐ寝ると思います…。なので、寝ている姿を見る事が多いでしょう。寝ている姿って気になりますよね??

ハムスターって寝相悪いと思いますよ。「すげ~寝方してるなぁ。」って思う事も多々。体、柔らかいんですよね。「痛くないのかなぁ?」なんて思うけど、気持ちよさそうに寝ています。ちょっとだけ寝相を解説してみたいと思います。基本的にどんな寝方をしていても心配はありません。

特に最初の頃に良く見る寝方は、人間で言うと体育座りのような感じでしょうか。寝ているというより、座っている感じ。丸まって座って寝ています。これは、いつ危険な目に合っても、すぐに逃げる事ができるように体制を整えて寝ている状態です。まだ慣れていない頃は少し警戒しているかもしれませんね。ですが、これが基本の寝方です。野生のハムスターは身を守る為にこの寝方をしています。ちなみにですが、この寝方で背中をこちらに向けている時は、きっと寝てません。ご飯を食べています。

少し慣れてきた頃に見るのは、敷ワラのベットを自分で作って、横になってスヤスヤしている様子です。もう警戒心はだいぶなくなっているのでしょう。でも、まだ横の体制ならすぐに起き上がる事が可能です。多少は警戒しているのかもしれません。

慣れ親しんだ頃に見るようになるのは、仰向けです。もう大胆な仰向けですよ。大の字ってやつです。ハムスターの弱点であるお腹を完全に見せて寝ているという事は、ここは安全だと認識している証拠でもあります。飼い主さんに見られても平気な証拠です。暑い時にもお腹を見せて寝る事はあります。しかし、暑くても警戒心が強い時はお腹を見せる事はないでしょう。

特に暑くもないのに、毎回のようにお腹を見せて寝ている場合は、病院で診てもらった方が良いかもしれません。安心しきって毎回のように仰向けになっているだけなら良いのですが、お腹を下にして寝れない理由があるのかもしれません。稀ではありますが、お腹の病気が原因だという事もありますので、気になるようなら1度診せておきましょう。

敷ワラを全てのけて、何もないところにお腹面をベターと付けて寝ている時は暑い時です。壁にベターとしていたり、陶器の巣の上で寝そべったり、トイレの砂の上で寝ている時も暑い時でしょう。温度管理ができれいれば放置して大丈夫です。人間だって暑い時に、ひんやりする場所に引っ付く事がありますよね?あれです。

敷ワラを一か所に集めて寝ている、もぐって寝ている場合は寒い時です。夏なのに、このような行動を見る時には、室温とクーラーの温度を確認してみてください。寒すぎているのかもしれません。夏でもクーラーなどで温度を下げ過ぎると冬眠してしまう事もあります。室温的にも問題がない時は病気かもしれませんので病院で診てもらってください。

よく見るのはこれくらいでしょうか?あとはたまに見るような不思議な寝方は、きっと安心しているのでしょうね。または本当に寝相が悪いか。余程心配になるような寝方をしているなら医師に相談してみてください。また、二度と見れないかもしれないので、そっと写真を撮っておく事をおススメしますよ。